ゲーミングPCは高性能なパーツを搭載しているため、一般的なパソコンよりも消費電力が高くなります。しかし、ゲーミングPCの電気代は具体的にどれくらいなのでしょうか?
また、ゲーミングPCの電気代を節約する方法はあるのでしょうか?この記事では、ゲーミングPCの電気代の計算方法や節約方法などについて詳しく解説します。
ゲーミングPCの電気代はどれくらい?
ゲーミングPCの電気代を計算するには、以下の式を使います。
電気代(円)=消費電力(kW)×使用時間(h)×電気料金(円/kWh)
パーツの消費電力は、製品の仕様やレビューなどで調べることができます。また、電源ユニットの容量や80PLUS認証の有無などによっても変わります。
一般的に、ゲーミングPCの消費電力は200W~500W程度となります。
例えば、消費電力が300W、使用時間が1日5時間、電気料金が30円/kWhのゲーミングPCの場合、1日の電気代は以下のようになります。
電気代(円)=0.3(kW)×5(h)×30(円/kWh)=45(円)
1ヶ月(30日)の電気代は、以下のようになります。
電気代(円)=45(円)×30(日)=1250(円)
ゲーミングPCの電気代対策
ゲーミングPCの電気代を節約する方法は、主に以下のようなものがあります。
- シャットダウンやスリープを活用する
- 80PLUS認証の電源ユニットを選ぶ
- 通気性の良い場所に設置する
- モニターの輝度を見直す
シャットダウンやスリープを活用する
ゲーミングPCを使わないときは、シャットダウンやスリープにすることで、消費電力を大幅に減らすことができます。
シャットダウンは、ゲーミングPCの電源を完全に切ることで、消費電力をほぼゼロにします。スリープは、ゲーミングPCの状態を保存して、低消費電力モードにすることで、消費電力を約1W程度に抑えます。シャットダウンは起動に時間がかかりますが、消費電力が最も少なくなります。スリープは起動が早いですが電力を少し使います。
用途に応じて、シャットダウンとスリープを使い分けましょう。
80PLUS認証の電源ユニットを選ぶ
電源ユニットは、コンセントから電流をゲーミングPCに適した電流に変換するパーツです。電源ユニットには、80PLUS認証という電力変換効率の指標があります。80PLUS認証は、以下の6段階に分かれています。
- 80PLUS STANDARD
- 80PLUS BRONZE
- 80PLUS SILVER
- 80PLUS GOLD
- 80PLUS PLATINUM
- 80PLUS TITANIUM
80PLUS認証のグレードが高いほど、電力変換効率が高くなります。
電力変換効率が高いと、コンセントから電流を無駄にしないでゲーミングPCに供給できます。その結果、消費電力が減ります。
通気性の良い場所に設置する
ゲーミングPCは発熱が激しいので、通気性の良い場所に設置することが重要です。
通気性の悪い場所に設置すると、ゲーミングPCの内部温度が上昇し、冷却ファンが高速で回転して消費電力が増えます。
また、ゲーミングPCからの排熱が部屋にこもって、エアコンの効率を下げて電気代がかさみます。
モニターの輝度を見直す
モニターの輝度が高いと消費電力が多くなります。なので輝度を下げると消費電力を下げることができます。
ゲーミングPCの電気代まとめ
ゲーミングPCの電気代は、消費電力と使用時間によって変わります。ゲーミングPCを楽しみながら、節電にも貢献しましょう。
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