ゲームをプレイするときに、モニターの性能が重要になることはご存知でしょうか?モニターの性能によって、ゲームの映像の滑らかさや見やすさ、反応速度などが変わってきます。
この記事ではゲーミングモニターと普通のモニターの違いを詳しく解説していきます。
そもそもゲーミングモニターとは
ゲーミングモニターは、主にゲームを快適にプレイするために特化した機能を持つモニターです。ゲーミングモニターを使うことでゲームの世界に没入できるだけでなく、他の人より有利になります。
普通のモニターと比較して、いくつかの違いがあります。
違いは、主に以下の5点です。
以下で詳しく解説します。
ゲーミングモニターと普通のモニターの違い
それぞれの違いについて、詳しく見ていきましょう。
応答速度
入力遅延が大きいと、ボタンを押してから画面に反映されるまでに時間がかかってしまい、操作感が悪くなります。
特に、アクションゲームやFPSなど動きの速いゲームでは、入力遅延が少ないモニターを使うことで、素早く正確な操作ができます。
一般的なモニターの入力遅延は、10msから20ms程度です。一方、ゲーミングモニターでは、1msから5ms程度のものが多く、一般的なモニターよりも高速に処理することができます。
ゲームではすぐに反応する必要があるのでできれば1msのものを買いましょう
入力遅延は、モニターの設定や接続方法によっても変わってきます。ゲームモードや低遅延モードなどの機能を使うことで、入力遅延を最小限に抑えることができます。
リフレッシュレート
リフレッシュレートは、モニターが一秒間にどれだけの回数で画面を更新するかを示す値です。単位はヘルツ(Hz)で表され、数字が大きいほど更新速度が早いです。
リフレッシュレートが高いと、画面の動きが滑らかになり、カクつきやぎこちなさがなくなります。また、画面の更新速度が速いと、ゲームの状況をより早く把握することができます。
一般的なモニターは、60Hzが多いです。ゲーミングモニターは、144Hz、240Hzなどのものが多く、一般的なモニターよりも高性能です。
注意点
しかし、リフレッシュレートが高いだけでは意味がありません。パソコンのグラフィック性能やゲームの設定によって、実際に表示される画面の数が変わってきます。
リフレッシュレートと同じかそれ以上の数値で、フレームレート(FPS)を出すことができるパソコンの性能とゲームが必要です。
ゲームに特化した機能
ゲーミングモニターには、ゲームを快適にプレイするための機能が搭載されているものもあります。例えば、以下のような機能があります。
- 暗いところを明るく補正する機能
- 映像をより鮮明する機能
- 入力遅延を最小限に抑える機能
- 目の疲れを軽減するための機能
暗いところを明るく補正する機能
この機能は、画面の暗い部分を自動的に明るくすることで、敵の位置を把握したりアイテムなどを見逃さないようにするためのものです。 FPSゲームでは敵を探すときに重宝するのでぜひ欲しい機能です。
主にブラックイコライザーと呼ばれています。
映像をより鮮明する機能
黒挿入を使い画面の動きが速いときに発生する残像やぼやけを軽減します。仕組みは、モニターの画面更新の間に黒い画面を挿入することで、残像感を打ち消します。
メリットは、ゲームの映像が滑らかに見えることや、敵の動きがはっきりと捉えやすくなることです。デメリットは画面の明るさが下がったり目が疲れやすかったりします。
目の疲れを軽減するための機能
長い時間モニターを見ていると目が悪くなったりするのでそれを軽減する機能がたくさんあります。例えばブルーライトを軽減したりフリッカーフリー機能により点滅をなくし目の疲れを軽減します。
最近ではノングレアのモニターが多く目に優しいです。
これらの機能は、メーカーやモデルによって異なります。自分がプレイするゲームに合った機能を持つモニターを選ぶといいでしょう。
パネル
パネルの種類は、TN、IPS、VAなどがあります。それぞれに特徴がありますが、ゲーミングモニターでは、応答速度が速く視野角が広いTNやIPSが多く使われています。
VAはコントラストが高いですが、応答速度が遅くなりがちです。
価格
普通のモニターに比べて高性能なため、価格も高いです。一般的には、ゲーミングモニターは安いものだと2万円、高いと20万円のものもあります。
ただし、サイズや解像度、機能などによっても価格は変わりますので、自分の予算とニーズに合わせて選ぶことが大切です。
- 安すぎるものは粗悪品の可能性が高いので買ってはいけません
ゲーミングモニターと普通のモニターの選び方
リフレッシュレート
ゲームをするなら最低でも144Hz以上出るモニターがおすすめです。早ければ早いほど滑らかになりエイムなどがしやすくなります。
本気でゲームをしたい方は240Hz以上がおすすめですが値段も高くなるので使用用途を考えて選びましょう。
パネルの種類
モニターのパネルタイプには主にTN、IPS、VAの三つがあります。
TNパネル
TNパネルは応答速度が速いが、色の再現性や視野角が狭いです。
IPSパネル
一方、IPSパネルは色の再現性や視野角が広いため、グラフィックデザインやビデオ編集に適していますが、応答速度はTNパネルより遅いことが多いです。
VAパネル
VAパネルはコントラストが高く、色の深みがありますが、応答速度と視野角においてはTNとIPSの中間に位置します。
一般的に応答速度を重視するためにTNパネルが使用されることが多いですが、最近は、IPSパネルを使用することも増えてきています。
画面のサイズ
モニターのサイズは24インチから27インチの範囲が一般的です。画面が大きすぎると視野の端まで目を動かさなければならないため、反応速度が落ちる可能性があります。
機能
ゲーミングモニターはさまざまな機能があります。機能によって値段も大きく変わってくるので自分のニーズに合ったものを選びましょう。
ゲーミングモニターと普通のモニターの違いまとめ
この記事ではゲーミングモニターと普通のモニターの違いについて解説しました。
このように、ゲーミングモニターは普通のモニターと比較して、応答速度が速く、リフレッシュレートが高いなどの特徴があり、これによりゲームのスキルが格段に向上します。
ゲームをプレイするなら、ゲーミングモニターを選ぶことをおすすめします。
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