ゲームをする上で非常に重要なゲーミングマウス。その性能を最大限に引き出すためには、dpiという数値を適切に設定する必要があります。
しかし、dpiとは何なのか、どうやって変更するのか、どのくらいが最適なのかなど、知らない人も多いのではないでしょうか。
そこで、本記事ではゲーミングマウスのdpiについて詳しく解説します。自分に合ったdpiを設定することで、ゲームプレイの正確性や反応速度を向上させることができるかもしれません。
ゲーミングマウスのdpiの意味とは
dpiとは、dots per inch(ドット・パー・インチ)の略で、「マウスを1インチ(約2.54cm)動かしたときに、画面上でポインターが何ドット動くか」を表す数値です。
例えば、dpiが400だとしたらマウスを1インチ動かすとポインターが400ドット、800だと800ドット分移動します。
ゲーミングマウスのdpiが高いメリット
すぐ反応できる
dpiが高いマウスは、少ない手の動きで画面上を大きく移動できます。これにより、反応速度が向上します。特に高速な動きが求められるFPSやアクションゲームなどでは、敵を素早く捉えたり、急な状況変化に対応したりするのに有利です。
手が疲れにくい
高dpiは、同じ画面上の移動量を得るために必要なマウスの動きが少なくなります。
少ない手の動きで効率的に操作できるため、手首や腕への負担が減少し、特に長時間ゲームなどをする人には重要なポイントです。
ゲーミングマウスのdpiが低いメリット
精密にエイムができる
dpiが低いと、マウスを動かす距離に対して視点の移動が少なくなります。これにより正確なコントロールが可能になります。
特に、狙撃やピンポイントでの攻撃が求められるゲームにおいて有利です。
安定する
低いdpiは腕や肘などを使ってマウスを動かすので安定したプレーが可能になります。日によってブレが少なくなるのでゲームの成長も早くなります。
ゲーミングマウスのdpi確認方法
では、自分が使っているマウスのdpiはどうやって確認するのでしょうか?方法は以下の2つです。
マウス本体の記載で確認
マウスの上面や側面にdpi切り替えボタンがある場合や、マウスの底面にdpiの数値が書かれている場合などです。これらの場合は、その記載を参考にすればよいでしょう。
専用ソフトウェアで確認
ほとんどがマウスメーカーが提供する専用ソフトウェアで確認する方法です。多くのゲーミングマウスは、メーカーが専用のソフトウェアがあり、それをインストールして起動すれば、dpiの設定を確認したり変更したりできます。
例えば、ロジクールなら「G HUB」、Razerなら「Razer Synapse」、SteelSeriesなら「SteelSeries Engine」などです。これらのソフトウェアはメーカーの公式サイトからダウンロードできます。
ゲーミングマウスのdpiを変更する方法
次に、自分が使っているゲーミングマウスのdpiを変更する方法について説明します。方法は以下の2つです。
- マウス本体にdpi切り替えボタンがある場合はそれを押す
- マウスメーカーが提供する専用ソフトウェアで変更する
マウス本体のdpi切り替えボタンで変更する方法
まず、マウス本体にdpi切り替えボタンがある場合です。
この場合は、ボタンを押すたびにdpiが変わります。この方法はソフトウェアを開く必要がないので簡単ですが、細かくdpiを変更することはできません。
マウスメーカーが提供する専用ソフトウェアで変更する方法
次に、マウスメーカーが提供する専用ソフトウェアで変更する方法です。
この場合は、ソフトウェアをインストールして起動し、自分の使っているマウスを選択して、dpiやポーリングレートなどの設定をカスタマイズできます。この方法は自由度が高く細かく調整できます。
以下に、代表的なメーカーとソフトウェアの一覧を示します。
- ロジクールGのソフトウェア
Logicool G HUB - レイザーのソフトウェア
Razer Synapse - スティルシリーズのソフトウェア
SteelSeries Engine - ハイパーエックスのソフトウェア
HyperX NGENUITY
ゲーミングマウスのおすすめdpi
では、自分が使っているマウスのdpiをどれくらいに設定すればよいのでしょうか?
答えは、「自分にとって快適な数値」です。しかし、快適な数値というのは人それぞれ異なりますし、ゲームやプレイスタイルによっても変わります。
なにより自分に合うdpiを見つけるのは難しいです。なのでまずは多くの人と同じdpiにするのをおすすめします。
FPSやTPS
一般的には、FPS(ファーストパーソンシューティング)ゲームやTPS(サードパーソンシューティング)では低めのdpi(400~800程度)がおすすめです。
低めのdpiだとマウスの動きが安定しやすくエイムがぶれにくいです。またマウスパッドの広いスペースを使って大きくマウスを動かすことで、細かいエイム調整ができます。
RTSやMOBA
RTS(リアルタイムストラテジー)やMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)などのゲームでは高めのdpi(800~1000程度)がおすすめです。
高めのdpiだとマウスの操作量が少なくて済み、画面上の広い範囲を素早くカバーできます。
もちろん、これらはあくまで目安であり、最終的には自分が使いやすいと感じる数値に設定することが大切です。dpiを変えるときは、少しずつ変えて慣れていくことがおすすめします。
ゲームごとにdpiを変更することもできます!
ゲーミングマウスのdpiについてよくある質問
dpiとcpiの違いはなんですか?
dpiとcpiは同じものを表す言葉です。cpiはcounts per inch(カウント・パー・インチ)の略で実質的に同じ意味で使われています。一般的にはdpiという言葉がよく使われていますが、一部のメーカーやモデルではcpiという言葉を使っています。
dpiを低くしてゲーム内の感度を高くするのは大丈夫ですか?
大丈夫です。むしろ低いdpiの方がゲーム上で細かく設定できるのでおすすめです。
ゲーミングマウスのdpiまとめ
この記事では以下のことを解説してきました
- dpiの意味
- dpiの確認方法
- dpiの変更方法
- dpiのおすすめ設定
- dpiに関するよくある質問
dpiはゲーミングマウスの重要な設定のひとつです。
自分に合ったdpiを見つけることで、ゲームの操作性や快適性が向上します。ぜひ参考にしてみてください。
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