ゲームをプレイするときに使うマウスは、一般的なマウスとは違う性能や機能を持っています。
その中でも、リフトオフディスタンス(LOD)(以下LOD)という項目は、ゲーミングマウスの選び方や使い方に大きく影響するものです。
この記事では、LODとは何か、なぜ重要なのか、どうやって短くすることができるのかについて解説します。
ゲーミングマウスのLODとは?
ゲーミングマウスのLOD(Lift Off Distance)とは、マウスをマウスパッドから持ち上げたとき、センサーが動きを追跡し続けることができる最大の距離を指します。
LODは通常、ミリメートルで測定され、この値が低いほど、少しでもマウスを持ち上げた際に追跡がなくなります。
FPSゲームなど、正確なマウス操作が求められるゲームをプレイする際には、LODが低い方が好まれる傾向にあります。これは、マウスを素早く移動させる必要がある場面で、不意のマウスの動きがゲーム内の動作に影響を与えないようにするためです。
ゲーミングマウスのLODが重要な理由
精度の向上
ゲーム中、特にFPSやその他の高速で正確な操作が求められるゲームでは、マウスの動きが直接的にゲーム内のパフォーマンスに影響します。
LODが低いマウスは不必要な視点の動きを最小限に抑え、より正確に操作することができます。
コントロールの向上
マウスパッドの端にマウスが来た場合マウスを素早くリセットする(つまり、マウスを持ち上げてマウスパッドの中心に戻す動作)必要がある場合、LODが低いと、マウスを持ち上げている間に発生する不要な視点の移動がなくなります。
これにより、変に視点が動かないので正確にコントロールすることができます。
ゲーミングマウスのLODを短くする方法
LODを短くする方法は主に以下の3つです。
- 専用のソフトウェアで変更する
- マウスソールを交換する
- マウスパッドを変える
- ゲーミングマウスを変える
専用のソフトウェアで変更する
多くのゲーミングマウスは、専用のソフトウェアを使用することでLODを調整することができます。
ソフトウェアによっては、「高」「中」「低」のプリセットから選択するシンプルなものから、数値を直接入力して微調整することができるものまであります。
最も手軽でリスクの低い方法です。
マウスソールを交換する・重ねる
マウスの底面に貼られているマウスソールを交換することで、LODを調整することができます。
LODを短くしたい時はマウスソールを厚くする必要があります。マウスソールは様々な厚さの物があり一般的に0.6mmか0.7mmの物が多いです。これよりも厚いマウスソールもあるのでそれに交換するかマウスソールを重ねるのがおすすめです。
交換用のマウスソールは、さまざまな厚さや素材のものが市販されていますので、自分の好みに合わせて選ぶことができます。
ただし、マウスソールを重ねる時は注意が必要です。重すぎるとセンサーが正常に動作しなくなったりします。
マウスパッドを変える
マウスパッドを変えるのも一つの手です。LODは、マウスパッドの素材や厚みによっても変わると言われています。
一般的には、布系のマウスパッドよりもハード系のマウスパッドの方がLODが短くなります。しかし実際に使わないとわからないのであまりおすすめはできないです。
ゲーミングマウスを変える
もし上記の方法で満足のいく結果が得られない場合は、LODが低いゲーミングマウスに変えることがおすすめです。
最近のゲーミングマウスは、LODを細かく調整できるものが多いです。
ゲーミングマウスのLODまとめ
この記事ではLODについて解説しました。
この距離が長すぎるとカーソルが意図しない方向に動いてしまい、短すぎるとセンサーが反応しなかったりします。ゲーム中にマウスを持ち上げる動作は頻繁に発生するため、LODは重要な性能です。
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